1年次の最後の期末試験、成績表が出ました。
無事、全科目60点以上で再試験科目はなし。2年生になれます。よかった。
クラス19人いて、だいたい誰がどのくらいの成績かってのは1年間の付き合いでお互い把握してるんだけども、とりわけ普段の小テストやペーパーテストの成績が良い人も今回は実技で再試験を食らったりしているようなので、やはり「お金を払って学校に来ていれば鍼灸師になれる」わけではない、ってことがそろそろみんな分かってきている感じ。
特に、先輩たちが言うには「(単位認定に関して)実技は特に厳しい」との事。
そりゃそうだよね。鍼で人殺せるから。
今回、実技は「鍼実技」「灸実技」「体表観察」っていう3つの科目があって、皆が苦しんだのは体表観察。試験範囲がとにかく広く、約200の経穴(ツボ)から5つが出題されてそれの正しい部位を口頭で答えて取穴(ツボの位置を指し示す)するという内容なんだけども、実技室の半分をパーティションで区切って、片方で試験、もう片方が試験を待ってる学生の待機室になってるのね。
別室でやれよっていうね(笑)
出題されるツボの名前の組み合わせは5パターン用意されてて、試験開始前に5枚あるカードのうち1枚を引いて、そこに書かれたツボについて部位を答えたり取穴したりをするんだけども、大きな声で答えると待機してる学生に問題が筒抜けになっちゃうので、試験官の先生に耳打ちするかのようにヒソヒソ声で答えなきゃいけなかったのね。
そうすると、小さい声で答えてるせいで、自分が何を答えて何を答えてないかがわからなくなる上に、だんだん不安になって緊張感が増してくるわけ。
制限時間は7分で、1度シミュレーションをしてみりゃだいたい7分もあれば5つ答えられて取穴もできる…はずだったんだけども、予めクジで決められた最初の方の学生の試験中、何人かタイマーのアラームが鳴る音がした。つまりタイムオーバーになっちゃった学生がいる、ということ。
この音を聴いた後半の学生は「7分で足りないのか!?」と焦りが生じて、余計テンパるっていうね。
おいらはタイムオーバーを懸念して、カードを引くやいなや、記載されてる順番にはいこれはどこどこの何穴、位置はここ、これはどこどこ、位置はここ、と考える間もなく答えていったら、
2分巻いた(笑)
でもやっぱり何を答えたか覚えてないから、とりあえず答えるべき項目に抜けがないことだけを確認して「じゃあ、もういいです」と言っておいらの試験は終わったんだけども、
他の人は相当テンパったらしい。しかも引くカードによって、位置を表す部位がものっすごい長いツボがあったり、逆に短いツボがあったりして、カード運も結果を左右したみたい。おいらはどうやらラッキーなほうのカードを引いたようで、他の人の出題されたツボを聞いてちょっと青ざめたけどね。
前回、前期末試験では60点(ギリ合格)だった鍼実技も、今回は98点という高評価で通過。未消毒の手を綿花壺に突っ込むという致命的なミス(衛生操作の不適切は一発再試験)はあったものの、すぐに気づいて手を消毒したためその部分の減点はナシになったようだ。あぶねーあぶねー。
そんなわけで、おいらは無事2年生になれそうです。
バイトのシフトを融通してくれた職場の皆さんのおかげ。「ここが出そう」と試験問題を予想してプリントにしてくれたクラスの皆さんのおかげ。その他、モチベーションになってくれた皆さんのおかげです。ありがとう。
浮かれず、気を抜かず、邁進していく所存です。