秋めいてきて、徒歩通勤ができるようになったので「ドラクエウォーク」なんぞを起動させて歩いてみたりしているんですが。
もうね、懐かしい。懐かしすぎる。
BGMのベースが「ドラクエIII」なの。初代ファミコン1988年、おいらが中学生の時に大流行したゲームですよ。
そもそもおいらが「ドラクエ」に触れたのがそのドラクエIIIで、それ以前に当然「ドラクエ(I)」「ドラクエII」ってのがあったけど、おいらは時系列的にドラクエIIIに触れたあとに友達から借りてドラクエIIをやったことがあるくらい。ドラクエ(I)に至っては、友達がおいらの家に持ってきて、遊んでるのを横で応援してただけ(笑)
ちゃんとプレイしてちゃんとクリアしたの、初代ファミコン版のドラクエIIIとIVだけだからね。それ以来ドラクエシリーズには一切触れてない。
そんな30年前に初めて触れたドラクエシリーズの、最初の敵と遭遇したときのあの旋律が、令和のいまスマホからオーケストラアレンジで流れてきた衝撃よ。
音楽の力って凄いね。秒で当時の記憶を呼び起こして、秒で涙と鼻水が止まらなくなるね。
今のスマホゲームが、昔のロムカセットのゲームと決定的に違うのは、ゲームの稼働中にバージョンアップを繰り返してシステムがブラッシュアップされていくことだと思うの。昔のロムカセットのゲームなんてのは、発売された瞬間に中身にどんなにバグが残っていてもそれが「最終完成品」だからね。特にドラクエIIIは「地球のへそ」にまつわるバグやバグを利用した裏技要素がものすごくたくさんあったけど、それを「それも楽しみのうち」として受け入れる寛容さも世の中にあった。
船を手に入れた瞬間にみんな「次に行く先」がわからなくなって、とりあえずジパング行っていきなり敵が強すぎて全滅しちゃうなんて不親切さも当時のゲームっぽかったよね(笑)
30年の時を経て、おいらのスマホに蘇ったドラクエは、それはそれはおっさんに優しい仕様(もとより歩きながらプレイできるゲームなので誰にでも優しいんだけど)で、全滅さえしなければ戦闘終了後に死んだ仲間が生き返ってたりするし、毒に冒されても戦闘が終わったら解毒されてるし。スマホ画面みなくても、WALKモードにして歩いてりゃ勝手に経験値とゴールドを稼いでくれるし、Bluetoothで音だけ聴いてりゃなんとなく何が起きてるかはわかるというね(笑)
そしてボス戦だけはけっこうしっかり戦わないと負けちゃう。ここらへんのゲームバランス感よ。
当時と違うのは、ちゃんとこっちの攻撃や敵からの攻撃が視覚的に見えること。たぶん最近の家庭用ゲーム機で、以降のドラクエシリーズにきちんと触れてきた人は全然びっくりしないんだろうけど、
スライムって体当たりで攻撃してくるのね(笑)
スライムって、当時はその名の通り本来は粘性の液体で、一番安定する形としてあの「しずく型」を選んで、仲間と一緒にいるからお互いにその姿を見ながら形を維持しているので、攻撃は相手を包み込んで酸のようなもので溶かしたり、窒息させたりして攻撃する、とかもっともらしい仮説を言われてたのに。
ただただドカッって体当たりしてくんじゃん(笑)
ドラクエIV以来一切ドラクエシリーズに触れてこなかったおっさんにとっては衝撃だったよ。