引っ越し前の実家に紛れ込んでいた、高校時代までに収集したCDの一部が発掘された。
中学2年のときだったと思う。ラジオをタイマー録音できるCDラジカセを先に買って、遅れること数ヶ月、これが「初めて買ったCD」。
ちなみに自分のお小遣いで初めて買ったレコードは、中森明菜の「SAND BEIGE -砂漠へ-」。
あー昔のCDってこんなんだったこんなんだった。ピクチャーCDが当たり前になる以前の仕様。
この頃の都市伝説的な噂では、CDのこのレーベル面の印刷インクが10年もすると劣化して溶け出して中のデータが読めなくなるとか言われてたの。今では書かれないけど、「CDの内周にトラックデータが書き込まれているので、特に内側を傷つけないように」とか「CDを拭くときは円周と同じ向きではなく、外側へ向かって放射状に拭くこと」とか注意書きがしてあったりして。
30年ぐらい経ってますけど、PCで問題なく全曲読み込めました。
ほら。昔はCDショップでCD買うと、CDの読み出し面が傷つかないように、保護マットをおまけでくれてたの。当時のCD、ケース開けたら全部こんな感じで保護マット敷いてあった(笑)
今じゃけっこうCDとかDVDって、少々雑に扱っても割れもしなきゃ、データの読み出しに問題が出るほど傷つきもしないくらいの堅固さって知られてるし、紙のスリーブに入って廉価版が売られてたりするもんね。録画用のDVDとかも、普通に大量に重ねて売ってたりするもんなあ。
こういうのも含めて「愛着」だったんですよ。
時代を経て、中身(音楽)だけがデジタルデータとして吸い上がって、iPhoneのミュージックアプリで聴けるように。
ファイルサイズ重視で128kbpsのMP3ファイルにしてるけど、高いスピーカーやヘッドホンで聴いてるわけでもないので、充分いい音。もともとテレビやラジオからカセットテープに録音して音楽聴いてた時代の人なので。