高木菜那選手、スピードスケート女子マススタート「初代女王」に。
すげえなあ。世界中探しても現時点で女子マススタートのオリンピック金メダリストは高木菜那選手ただ1人しかいないんだよ。こんな誇らしいことあります?
競技中、隊列をなしてる中の高木菜那選手は、他の国のごっつい体つきの選手に比べたら、大人の中に1人だけ中学生の選手が混ざってんじゃねえかぐらいどうみても小柄だし、ゴール後のガッツポーズみても手足の長さで損してそうなのに、
同じく金メダルを獲得したパシュートの「前の選手につかず離れず」の技量が活きたのかな。他の選手が残り4周あたりからじれて動き出す中、ずっと2番手で風をよけつつ待機して、最終周までしっかり足を溜めてたんだなあ。
勝利者インタビューでは、カメラを鏡に見立てて前髪を直したりする茶目っ気を出したりして、スポーツ界にまた新たなヒロインが生まれた気がしました。
カーリング女子の3位決定戦、瞬間最高視聴率42.3%だって。
第10エンド、後攻イギリスのラストストーン、狙い通りにいけば2点獲得で日本が負けてしまう場面で、
「いや…ナンバーワンは…日本だぁぁぁ!!」
実況のアナウンサーの叫びも良かったなあ。おいら以外にもあの瞬間泣いたひと全国に100万人ぐらいいるでしょ(笑)
真剣勝負だから怖い顔になる各国の選手がほとんどの中、カーリング女子だけはずっと笑顔を絶やさないように試合をしてた。ネットでは心ないひとが「真剣さが足りない」みたいな言い方をしていたけど、
世界の大舞台で笑顔を絶やさないように試合ができる境地に達してるって凄くない?
そして、やっぱり笑顔で愛嬌があると、競技そのものも楽しそうに見えるし、興味も持ってもらえるし、スポンサーもつきやすくなるよね。今回リザーブの本橋麻里選手、2006年のトリノ五輪のときから変顔とかをやってたけど、競技知名度の低さや競技人口の少なさ、とっつきにくさを払拭するためなんじゃないかなと思ってる。
だって視聴率42.3%だぜ。みんな紅白歌合戦なみにカーリング女子が気になってたし、そんだけみんなあの笑顔に惹かれるものがあって、応援したくなってたんだろうし。
そりゃー人気出ちゃうよ(笑)
次の冬季五輪も応援するからね。