![]() 2016.11.22 Tuesday
自分にはりを打つ
昨日インフルエンザの予防接種を打ちにいった病院で30分ぐらい待ったんだけど、もうなんか週明けからそこに巣食っているようなご高齢の方々にいろいろ悪い気をもらっちゃった感じになりましてね。
のどがいがらっぽくて、ちょっと頭がぼんやりし始めてて、うーんこれはこのままいくと風邪ひくなあ、と。 まあ、目下のところ開業した鍼灸院でも、待つのが仕事みたいな時期ではあるんで、腕がなまらないように、ひとつ自分にはり打ってみようかなと。 え、治療家で他人の病を治せるんだったら自分のは簡単に治せるやろ、と思ったら実は大間違い。よっぽど腕のいい治療家でも、自分で自分の病を正確に見立てるのは難しいし、自分を治すのは難しいのですよ。 したっけ今日、自分で自分に打ったはりはまさに「目のさめるような一撃」だったね。 効いたー!! もう、切皮した瞬間に脳に向かう血流が4倍ぐらいになるのがわかったもんな。ぼんやりしてた目がシャキーンと冴えた。のどのイガイガも瞬間的に気にならなくなった。風邪薬とかを飲んで「無理やり症状を抑えた」のとは全く違う、眠ってた自分のパワーが呼び起こされたような、体内に入りかけてた病原菌がすべてその場から消えてなくなったような感じ。 この感覚って、はり治療を受けたことがない人にはたぶん、文章でいくら書いても伝わらないんだろうけど。 手技そのものの、慰安的ないっときだけの気持ちよさより、この「流れが劇的に変わる感覚」をぜひ、感じ取って頂きたい。 ![]() |