2014.11.09 Sunday
横川シネマにいずこねこの映画を見に行ったので。
残念なことに、おいらは映画なんて観ないし、映画館なんて行かない。
理由はおいらの映画リテラシーが映画を楽しむに堪えうるレベルじゃないほど低すぎる(つまり頭が悪い)から。あと、記憶力が悪すぎて例えば2時間の映画だったらエンディングの頃には最初のほうを忘れていたり、登場人物の顔を覚えないから。 子どもの頃からビデオデッキがあるのが当たり前だったし、面白いシーンや気になるシーンは巻き戻して何度も観りゃ済む話…というテレビ世代の負け組なんだよ所詮おいらは。映画館なんて行く資格ないの、もともと。 最後に観た映画は、2年前の「ももへの手紙」。お世話になっている大崎下島の鍼灸師さんにオススメされたから観た。 その前が2000年の「バトル・ロワイアル」。職場の先輩にチケットもらったから行っただけ(笑) 学生時代に、単館系の映画館で当時好きだった映画好きの女の子と一緒に映画を観たんだけども、海外作品でおいらには難解すぎて頭を抱えてしまった。あまりいい思い出ではないかもしれない。 2年半ぶりに映画を観ることにした。 ちょっと好きになったアイドルの活動終了の場となった、最初で最後の主演映画。 39歳のおっさんが観るべき映画かっちゅーと微妙だけどな。たぶん。 そして、横川シネマってとこに入って、ちょっとびっくりした。 すっげぇ座席が広くて快適。隣の人と肘がぶつかったりとかしない。映画館特有の暗さもないし、埃っぽさとか煙草臭さとかもない。これはたぶんすっげぇ昔の映画館のイメージ。 ただ、いまのシネコンのような映画館に通って映画を観たいとは全然思わないけども、これおいらお金のあるときに横川シネマを知ってたらハマってたかもしれんなあ。週末ごとに軽く酒が入った状態で名も知らぬ映画観に行ったりとか、本当はちょっと憧れてたりもする。 そして、おいらは基本、何の映画でも泣くの。べつに泣くような内容の映画でなくても泣く。 冷静に分析すると、「映画を観慣れていないので、普段と違う轟音と光刺激で涙が出まくる」「映画を観る、という非日常に自律神経が微妙に狂って感情が揺さぶられやすくなってる」あたりか。 よく言われることだけど、「泣ける映画」が必ずしも「いい映画」でもないことくらい承知してるし、そんなこと偉そうに言えるほど映画なんて観てないんだけどさ。 人と違うとこで涙ぼたぼたこぼして泣いてるの恥ずかしいし、やっぱり映画わかんねえ奴じゃん。そんで、まんまと泣いたことでなんとなくいい映画だったんじゃないかと錯覚するんだよね。 でも横川シネマにはまた行きたいと思った。いい時間が流れる空間だと思った。 広島にいるうちに、あと2回ぐらいはぜひ。 横川シネマ http://yokogawa-cine.jugem.jp/ |