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保田 圭さんをひっそりと応援していた水無瀬ナルウのblogです。
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楽しい旅
都会を走ってる1両よりも短い「0.5両ワンマン」とも言うべき短い1両列車、三江線や芸備線、伯備線のそれとは色違いだけどほぼ同じ。

回送車両を後ろにひっつけて2両で走る。

木次線の木次-三井野原までは、駅名とは別に日本神話ゆかりの愛称がつけられている。

べつに車内アナウンスとかはされないんだけどもね。

山沿いでは雪、みたいな天気予報はあって、ほんとは雪景色を期待してたんだけどね。

ちらほら降る程度、うっすら雪化粧程度。でもなかなか絵になる。

出雲坂根駅は立派な駅舎で、それまでガラガラだった車内に30人ほどのツアー旅行客がぞろぞろと乗ってきて一気にほぼ満員になった。

4人掛けのボックス席を1人で座っていたおいらの向かい側にも、おばちゃんが座る。

この出雲坂根駅の次の三井野原駅が、JR西日本で標高が最も高い駅に位置し、出雲坂根駅からは急勾配になるため「三段スイッチバック」(2回進行方向を変える)で登っていくんだけども、ツアーの皆さんはこの「三段スイッチバック」を見物するために、出雲坂根-三井野原間の1駅を乗って、先回りしたツアーバスに戻るんだそうだ。

そんでね。

おいらの向に座ったおばちゃんはその、何でわざわざこの区間を列車に乗るのか、「三段スイッチバック」がどういうもので、何のためのものか、何が珍しいのかもよくわかってなかったみたいで、ぼそっとおいらに

「あのーいまこの列車、(自分の後方を指さして)こっちに走ってきましたよねえ?」

と、進行方向が変わったことを不思議がっておられたので、

「ここの区間は急勾配なので、ジグザグに登っていくんですよ。いま来た線路はほら、(窓の外の下を指さして)1段下のあれです」

なんて説明をしてあげた。そうだよねえ、鉄道マニアならともかく、普通の人はあんまり興味ないかもね。現に車内にいるツアーの人達は、単に進行方向を変えるために移動した運転士さんや、窓の外に広がるうっすら雪景色ばかりを眺めているみたい。

この区間は渓谷があったり、三井野原駅付近ではかなりの絶景ポイントもある。向かいの席のおばちゃんはデジカメで外の景色を撮りたそうなんだけど、後ろ向きに進んでいるからうまく撮れないみたい。なのでおいらと席を代わってあげたら、とっても喜んでくれてね。

「昨日ね、出雲大社で『よい出会いがありますように』ってお願いしてきたんだけども、今日さっそくいい出会いがあったわ」

とニコニコして言ってくれた。ツアーの皆さんは東京から来たらしく、まず雪も珍しいし、0.5両ワンマンの列車も珍しいし、山奥を走るローカル線も珍しいわけだよね。

三井野原駅でツアーの皆さんはゾロゾロと下車し、みんなわりとそそくさっと先回りで待機してたバスに乗り込んでいったんだけども、そのおばちゃんは他の何人かとホームに残って、おいらに向けて手を振ってくれたよ。

その後、その会話の様子を見ていた、通路はさんで反対側のボックス席に2人で座っていたちょっと年配のご夫婦が、いまのツアーの人達についておいらに質問してきた。東京から来て、泊まりで出雲大社などを回ったそうだ、みたいなことを話のきっかけに、自分達は皆生温泉ってとこに泊まって、他の人達が高速バスで帰るところを、青春18きっぷで山口県の岩国まで帰るんです、あなたはどこから、広島から、みたいな会話になって。

「ああ、じゃあ広島まで私達と一緒じゃないですか」

うーん、この一言は実は「旅は道連れ」的な誘い水だったような感じで、あとから考えれば「ご一緒しとけば何かまた別の楽しみがあったのかも」とちょっともったいない気持ちにもなったんだけど、

木次線の終端、備後落合駅からこのホームに並んで止まってる列車の、左側が三次行き。

広島を経由して岩国へお帰りだったらこっちに乗るんだろうけど、おいら右側の、新見に行く列車に乗って、伯備線で倉敷回って広島帰るつもりだったのよね…いや、このご夫婦もお別れ時に手振ってくれてさあ。

いっつも一人でだらーっと列車乗ってるだけだからさあ、こーゆうの嬉しくてね。
  
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    | 水無瀬ナルウ | プチ旅行 | 21:20 | comments(0) | trackbacks(0) |









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