特別、レシピがなくても「カレーを不味く作る」のは難しいが、ある一定のレベルより上の「美味しいカレー」を作るのも難しい。「家庭のカレー」の「美味しい」と、「専門店のカレー」の「美味しい」は、かなり違うと思う。
市販のルーを使って、家庭のカレーの「最上級」が作りたい。
過去、学生時代に1度だけ「奇跡のカレー」とも言える、友人に軽く「伝説」となっているカレーが完成したことがあるが、残念ながらレシピも材料の配合もよくわからないまま、まさに偶然完成したものだ。
今回は、あの「伝説のカレー」と同じ「牛すじ」を入れたカレーを作ってみた。
個人的には、やっぱりカレーには肉がどっさり入っていてほしい。子どもの頃に食べたカレーは、ひらひらの細切れ肉が申し訳程度に入っていたのだが、やっぱり大きな角切りの肉がいっぱい乗っかっていたほうが嬉しいのだ。チキンカレーや、ポークカレーも好きだが、それでもやはり肉はたくさん入れたいのだ。
今回、使った牛すじは800g。ひとり暮らしの人が作るカレーに使う量としては尋常ではないかもしれないが、今日のために両手鍋を新調したので、いつもよりも多めのカレーを作ることができる。
具もいつもの約倍量。にんじん2本、玉ねぎ3個、じゃがいも4個。玉ねぎは2個分をあめ色になるまで30分炒めた。市販のコンソメ、ブイヨンベース、ブーケガルニも入れて、牛すじも崩れるくらいまで柔らかく煮た。市販のルーは2種類混合で使い、いわゆる「隠し味」もいくつか入れた。
1日目は辛すぎた。半日寝かせて、2日目。
…「あのときの、あの味」ではないまでも、かなり「伝説」になりそうなカレーに仕上がっているぜ! O氏のヨメさんに食わせたいぜ! (謎)
見た目は普通のカレー。けど味は海より深いぜ。